anfinianfini’s diary

缶バッジ、ステッカー、キーホルダー、携帯ストラップ等のノベルティを作っています。

フルカラーステッカーの溶剤系インクタイプです

フルカラー溶剤系インクタイプのステッカーは溶剤系のインクジェットプリンタを使って印刷します。このプリンタは大きなものは横幅が2メートル以上のものもあり、ちょっと大きめの看板でも一回でプリントできてしまいます。(通常大きな看板はいくつかに分割して出力して最後に貼り合わせます。)もちろんステッカーの制作にはこんな大きなプリンタは使いませんが、インクは同じものですので耐候性は抜群です。

 

この溶剤系のスゴイところは、フルカラーの印刷でしかも屋外でも利用可能というところです。以前は屋外用途のステッカーはシルク印刷と決まっていましたが、このようなプリンタができたおかげで写真のようなものまでが屋外で使えるようになりました。昔はフルカラーでという場合はオフセット印刷を使っていた時もありましたがインク自体が紫外線に弱く、ごく短期間の使用に限られていました。屋外の顔写真入りのポスターなんかもそうですが、顔の色が抜けて変になっているのを見かけたことがあるかと思いますが、それはオフセット印刷によるものです。

 

短期間ならいいのですが、車やバイクなどに長く貼ってたのしみたいなら溶剤系インクタイプのフルカラーステッカーですね。

 

機械的な仕組みはお手持ちの家庭用インクジェットプリンタとあまり変わりません。大きく変わるのはインクです。今は家庭用ですと顔料系のインクが多いかと思います。実はこの顔料系のインクを使った大判のプリンタもあって、それでステッカーを作っているところもあるようですが、ベースのシートがそれ専用になっていて水を吸収しやすいようにできていて、ステッカーとして使っているとベースとラミネートの間から水が染込んでラミネートがはがれてしまうんです。

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ポスターとして顔料系のインクジェットプリンタを使う場合は、ラミネートとベースにテープのようなものを貼って水の浸入を防ぎますが、ステッカーの場合はこれができません。ですから、顔料系のインクジェットで屋外用のステッカーは無理ということになります。弊社でも散々研究してみましたがやはり難しいといいうことでこのタイプのステッカーを商品化することはやめました。

 

このタイプのステッカーについての説明はこちらにあります。

 

フルカラーステッカー(溶剤系インクタイプ)というページに中にあります。

また、こちらのページ溶剤系フルカラーステッカーの中でも詳しくご説明させていただいてますのでご覧いただければと思います。他でも書いていますが、それぞれ得意・不得意がありますのでお客様の作りたいものに制限がないかどうか確認してみてください。